先日あげた、構造的把握力検査の「グルーピング」の問題について、
さっそく解答・解説していきましょう。
問題はコチラ。
解答 F
解説
2つのことがらの関係は因果関係であったり、事実とそれにもとづく推測や意思決定であったり、また、行為とその目的などさまざまなパターンがあるので、ていねいに文を読んで判断する必要がある。
文の末尾表現に着目してみると、
- ア 「違いない」 推測をしている
- イ 「来てもらおう」 意思決定をしている
- ウ 「だろう」 推測をしている
- エ 「家を出た」 行動である
- オ 「かもしれない」 推測をしている
ここで、エの行動は、意思決定の延長にあるものだから、イとエが事実とそれにもとづく意思決定の関係、ア、ウ、エが事実と推測の関係と考えられる。
どうだったでしょうか。構造的把握力検査の2つの形式の問題のどちらも、いままでまったく見たことのないものです。従来のSPI能力試験の言語問題、非言語問題に対するのと同じ感覚で対応していたら、高得点は望めないでしょう。
この新テストはいかに深い思考力を問うものであるか、また、暗記中心の対策法などではとても太刀打ちできないものであるか、ということがわかったのではないかと思います。
追記2014/03/13
本をお探しの方は上記をご参照ください。