構造的把握力検査の「計算の問題2」 解説

こちらの問題の解答です。

「割合の中の割合を求める計算かどうか」に気がつくかどうかがポイントでした。

問題0603

解答:B

解説

アとエについては割合が分数で表されていて、イとウは割合が百分率(%)で表されているが、それは単に表示の問題であって「構造」とは関係のないことである。念のため述べておくと、割合の表示のしかたには、一般に

分数、小数、百分率、歩合

がある。

ちなみに、0.001 を歩合では1 厘りんと表記するが、現在では野球のバッターの打率くらいにしか使われない。

では、アからエの文章題の構造的な違いは何か。アとウは、全体と部分があって、その
部分の中のさらに一部分の割合を求めるものであることに注目してほしい。

2/15 × 5/12

問題0603-1

0604-01


0.5×(1−0.15)
問題0603-3

0604-03

これらの計算結果を求める必要はないが、どのような計算式になるかということは考えなくてはならない。上の式はどちらも、(割合)×(割合)になっていることが特徴だ。

これらに対して、イはエはA÷B=(割合)の計算である。ただし、イは6:5 という比をもとにした計算、
エのほうは5cm、10cm という具体的な量をもとにした計算であり、これらの間にはアとウほどの類似性はない。


6 ÷(6+5)×100

問題0603-2

0604-02


5の3乗÷10の3乗

問題0603-4

0604-04

終わりに

上記問題は、

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次回の問題にもご期待ください。

要望やわかりにくい点がありましたらコメント欄にてお知らせいただければ幸いです。

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