アンケートから判って来たこと③

「構造」の意味をカン違いしないように

構造的把握力検査を今年受検した学生の皆さんのアンケートを見ると、「構造」の意味を取り違えてしまっている人がときどきいます。

算数の文章題が4題与えられて、その中の似た「構造」のものを2題選ぶという問題パターンではカン違いはそれほどありません。しかし、文や会話が5つ与えられて、それを指示に従って2つと3つにグルーピングするという問題パターンでは、文法に関する構造把握と思いこんでしまって、S+V+OとかS+O+Vとかの書き込みをしている人がいます。
グルーピング問題では「構造」という言葉は使われていないのに、「構造的把握力」という試験名から文法のことだという思いこみがあるようです。
そうではなく、『文の前半と後半の関係性の違いから、2つと3つに分けなさい』などという指示にあるように、例えば2つの因果関係にあることがらか、事実とその説明の関係になっているかなどを考える必要があるのです。

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